★☆支援レポート☆★~ 想い叶って、故郷のお寺へ ~

支援員のFです。

施設で自立生活をされていたT様は、弟様ご夫婦と仲が良く、弟様が施設入居契約の保証人をされていました。弟様が癌を患い、義理の妹様である奥様にも負担がかかるようになった時期と同じくして、T様の認知症が急激に進み、金銭の管理も難しくなってきたのがきっかけで、きずなの会に入会していただき、身元保証と生活支援をお引き受けすることになりました。

20代から都内や横浜市内でお仕事をされ、生涯独り身でしたが、故郷の秋田県や横浜市内にお住いの多くの甥御様、姪御様を可愛がっていらしたそうです。

認知症が進むにつれて故郷、秋田県での記憶が蘇ってこられたようで「帰りたい!」というお言葉を頻繁に耳にするようになりました。

今年の2月の終わりに閉塞性動脈硬化症で入院され、闘病の甲斐なく4月の初めに帰らぬ人となりました。義理の妹様から「故郷の秋田へ連れて行って欲しい。」とのご依頼があり、秋田県にお住いの甥御様、姪御様に連絡を取り、地元の菩提寺にて永年に渡り供養をしていただけることになりました。

横浜市内で火葬されたお骨を秋田県の菩提寺にお連れすると、甥御様、姪御様が温かくお迎え下さり、故人に代わって思い出話に心洗われることとなりました。

今後もご本人様の想いを大切にしながら、支援を続けていきたいと思っております。

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身元保証
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生活支援
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