対話と手紙を通して
2025年5月26日支援レポート
支援員のTです。
元国語教師の会員S様とのお話です。3月初めのまだ肌寒い日に、初めてお会いしました。初対面とは思えないほど、穏やかに会話が進み、柔らかな語り口から長年言葉を大切にされてきたご様子がにじみ出ていらっしゃいました。お話の中で、特に心に残ったのは「支援される側には、知っておいて欲しい事が沢山あるんです」という言葉です。支援を“受ける”立場にとどまらず、“伝える”側としての意志に触れ、まだ支援経験の浅い私に支援とはどういうことなのかを考えるきっかけを与えてくださいました。
S様のご希望で、後日一通の手紙をお送りしたところ、間もなく返信の手紙が届きました。対話の余韻を感じながら綴られた文面には、お会いした時の会話を思い返す語り口でした。改めて、S様のご意思ときずなの会への気遣いを感じました。
次回は対話を通して、お手紙の内容についてさらに深く理解していこうと思います。
今後もこのような、対話やお手紙のやりとりを通して、S様への支援のかたちを共に作っていけたらと思います。
