支援レポート~金銭預託契約から金銭管理契約へ~

支援員のJです。桜の季節も過ぎ、新緑が眩しい時期になりました。
新型コロナ感染者も減少してきましたが、まだまだ気が抜けません。
今日は金銭預託契約から*金銭管理契約に変更された会員A様のお話しをさせていただきます。
契約当初はしっかりされていて、色々なことを全てご自分で行っていましたが、歳を重ねられたことで、郵便物などの書類整理ができなくなり、そうしたことを心配したケアマネさんから相談がありました。
A様宅にお伺いし、「金銭管理契約」について内容説明をさせていただきました。弁護士法人がきちんとお預かりすること、郵便物などの確認を行う、収支を計算して一緒に生活費について考えていくなど、ご理解いただけるまで説明いたしました。
A様も納得してくださり、通帳と銀行印を弁護士法人に預ける契約へ変更しました。
ところが、A様から聞いていたよりも大幅なマイナス収支が判明したため、どのようにしていくことが良いか検討中です。きずなの会としても、もう少し早く「金銭管理契約」に変更できていたら、と心残りな点もありますが、大切な通帳を人に預けることに躊躇するのは当然のことです。
今後は会員様が不安を抱かないように丁寧に説明を重ねて、信頼関係を築いていかなければならないと改めて感じました。

*金銭管理契約とは・・・
金銭預託契約の内容に加え、 弁護士法人が現金・通帳・キャッシュカードなどをお預かりし、支払代行をするのが「金銭管理契約」です。入院費・施設利用料などが発生した場合、お預かりしている通帳から支払を代行します。

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