★☆支援レポート☆★ ~ご納得いただける支援を目指して~

支援員Tです。

じめじめと蒸し暑い日が続くこの頃ですが、夏に向けてしっかりと体調を整えて過ごすよう心掛けています。今回は住宅型有料老人ホームにお住まいの会員K様のお話です。

K様は障害者手帳をお持ちの方で、重度の糖尿病があり、自由な生活が出来ず、*フラストレーションが溜ってくると無理な要望が出てきます。先日、K様が「アパートを借りて一人暮らしをしたい」と突然おっしゃられました。

可能な限りK様の思いにお応えしたく、かかりつけの病院のソーシャルワーカーに相談すると、「自身での体調管理ができないこと。外出したら一人で帰ってこれないこと。高齢であること。火の不始末などが心配」などの理由から独居は困難と説明を受けました。

この事をK様にお伝えしましたが、聞き入れてはもらえませんでした。

独居への思いが強く、ご自身で借りられるアパートを探そうという事になりました。

K様曰く「ここなら絶対貸してくれる」という不動産屋を訪問すると「現在、賃貸契約は取り扱っていない、大手の賃貸業者に行って下さい」と言われました。そこからK様と私と二人でトボトボと歩いて2kmほど離れた大手賃貸業者まで行きました。そこでもやはり良い返事はもらえませんでした。さすがに歩き疲れたこともあり、「もういいよ、諦める」とポツリと呟きました。K様の思いにお応えできなかったことは残念でしたが、K様にとって最初から諦めるのではなく行動した事で納得していただけたようです。

K様の状態など諸々を考慮すれば、これで良かったのかなぁと思える事柄でした。

今後も、会員様の気持ちに寄り添い、心身ともに安心して暮らしていただけるよう、

お手伝いをさせていただきます。

*フラストレーション(frustration)とは、欲求が何らかの障害によって阻止され、満足されない状態にあること。またその結果生じる不快な緊張や不安と不満。

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