★☆支援レポート☆★ ~治療を望まないと言う選択~

支援員Oです。

今回は、高齢者アパートでお一人暮らしをされている会員T様のお話です。

昨年6月、T様はトイレに行こうとした際に転倒、右大腿骨頚部を骨折され手術のため入院となりました。その後はリハビリ専門の病院に転院し、3か月ほどリハビリを続けましたが、身体状況から高齢者アパートに戻ることは難しい結果となりました。

そのため、施設を探し入居されましたが、その際に胃がんであることが分かり、嘱託医から今後の治療を尋ねられ、T様は「積極的な治療は望まない」と言われました。以前お世話になったかかりつけ医と話す機会があり、10年前に初期の胃がんが見つかり、その時に内視鏡で切除したことが確認出来ました。

最近、身体中の痛みを訴える様になり、骨への転移を心配して検査をしましたが転移はなく、今後は痛みを抑える内服薬で調整していくことにしました。

積極的な治療は望まないとご自身で決められたことではありますが、不安は大きいと思います。今後もT様の思いに寄り添いながら支援を続けてまいります。

未だコロナ禍で、思うように施設での面談は出来ませんが、次にお会いした時は、その時の思いを含め色々とお聞きできたらなと思っております。

***** きずなの会支援事業のご案内 *****

身元保証
入院・転院、施設入居、住宅入居など、ご親族に代わり、きずなの会が身元保証人になります。詳しくはこちら

生活支援
病気・ケガなどの緊急支援をはじめ、日常の生活支援を行います。詳しくはこちら