介護施設への入居
2025年6月6日支援レポート
支援員のMです。今回は会員N様のお話です。
賃貸住宅で一人暮らしをされていたN様はご高齢になり「常にすぐに相談ができ、介護も受けられる施設で生活したい」と希望されました。
そこで、きずなの会が施設に相談をして、入居の申し込みもしました。
施設入居にあたり、施設から指定された内容の健康診断書を提出する必要がありましたので、クリニックの受診に付き添い、診断書を作成していただきました。施設に持って行く衣類、日常生活用品、テレビを一緒に準備する予定でしたが、改めて確認すると、汚れていたり、古くなっている物が多かったため、N様と相談後に購入し、記名をして揃えました。「今まで生活費は知人にキャッシュカードを渡して、お金を下ろして来てもらっていた」とのことで、銀行通帳や印鑑などは「どこにあるか分からない」とのことでした。今後は施設の利用料を払っていかなければなりませんし、賃貸住宅退居の際は家財処分をするので、銀行通帳を探しましょうということになりました。家財や物が多いお部屋でしたので、見つけるのに2時間かかりました。今後は、弁護士法人名城法律事務所と*金銭管理契約を結んだため、通帳と印鑑を法律事務所に預けました。
その後、無事に施設へ入居され、きずなの会は身元保証人として、施設との入居契約に立ち会いました。先日、面会に伺いましたらN様は食堂のお隣の席の方と笑顔で話をされていて「ご飯がおいしい」とおっしゃっていました。安心して生活されていて良かったです。今後は賃貸住宅退居の手続きを進めていく予定です。
*金銭管理契約とは・・・弁護士法人名城法律事務所が現金・通帳・キャッシュカードなどをお預かりし、支払代行をするのが「金銭管理契約」です。入院費・施設利用料などが発生した場合、お預かりしている通帳から支払を代行します。病院窓口での支払や生活費のお届けは、きずなの会職員が対応(訪問)します。
