★☆支援レポート☆★ ~新しい温かい居場所へ~

支援員のYです。

先日、会員M様のケアマネジャーの方よりご相談のお電話がありました。

M様は脳梗塞の後遺症で足が不自由ですが、施設には入りたくないと言われアパートで一人暮らしをされています。そんなM様の目が見えなくなっているようだとの相談がありましたので、すぐにM様のアパートへ伺いました。
玄関のドアを開けると、部屋は暗く冷え冷えとします。目が不自由になり照明をつけることができず、エアコンのリモコンも何処にあるか分からないようでした。電源がついたままのこたつを布団の代わりにされ寝ておられました。元気な頃はテレビでサスペンスを見るのがお好きなM様でしたが、今はテレビも見ることができないようです。
関係者と相談し、M様の為にも施設へ入居された方が良いのでは、ということでご本人様にお話しました。「24時間お世話してくれる人がいて、暖かいお部屋と温かい食事を用意してくれる所に行きましょうか?」とお聞きするとM様は「行く。」と言われました。

入居当日「今から施設に行きますよ。」と声をかけると、自ら着替えられ杖をつきながら介護タクシーに乗られました。施設に到着しお部屋へ入ると、施設の方に「好きな食べ物は何ですか?嫌いな食べ物はありますか?今日から温かい食事が食べられますよ。」と優しく話しかけられ、とても嬉しそうでした。M様は普段からあまりお話をされない方ですが、ふとM様を見ると下を向いて泣いておられました。「今日から暖かいお部屋で過ごせますよ。」と、お声をかけると涙ながらうなずいておられました。

これからも会員様が日々安心してお過ごしいただけるように、最後まで精一杯お手伝いさせていただきたいと思います。

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