★☆支援レポート☆★~悔いのない最期のお手伝いをして~

支援員Oです。

相談・契約から葬送支援まで、とても短い時間となりました会員Q様のお話をさせていただきます。

病院の医療連携室から、急ぎの相談が入りました。余命宣告を受けた入院中のQ様の今後について伺い、直ぐにきずなの会と契約をすることになりました。

限られた時間の中で、Q様の「悔いのない最後」をお手伝いさせていただくことになりました。そのようなことは、私一人では到底及ばないので、各関係者のご協力を得ながら、動き出しました。病院からは随時Q様の状態報告があり、最後のご希望は「家族のお墓に入りたい」とのことです。しかし、継承者がいないQ様は、先祖のお墓に入ることが難しいのです。そこで今までの支援の経験を活かし、お寺のご住職に会いに行き、事情を話し、相談しました。住職も「このような対応の経験はないが、今のご時世ですから勉強いたしましょう」と、快く協力していただきました。次に医療連携室・看護師長・弁護士・住職・石材店、多くの関係者のご協力を得て、本来であれば、永代供養墓へ納骨されるところ、Q様のご希望である「家族のお墓」に5年間だけですが、納骨の承諾が得られました。

その後は永代供養墓へ移られる運びとなりました。すぐさまQ様に報告すると、涙ぐまれながら「本当にありがとう」とお言葉をいただきました。

残念ながらその後、間もなくQ様は、家族の元へと旅立ちました。

今頃は、ご家族と楽しい時間を過ごされていることでしょう。

Q様のご冥福を心よりお祈りいたします。

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