★☆支援レポート☆★ ~仲良しご夫婦の会員様~

支援員のTです。
90歳代のご主人と80歳代の奥様が夫婦揃って入会されたのは一昨年のことでした。
きっかけはお二人が同時に退院されるのを機に施設入居を検討した方が良いのではないか、またその際には、この先の終活の一環としてきずなの会に入会した方が良いのではないか、との病院の相談員さんとケアマネージャーさんからのご紹介によるものでした。
ご主人が難病を患っておられ、その介護を奥様がご自宅でされて、しかも長期に亘るため、奥様が脊柱管狭窄症を発症されました。

奥様は『私が主人の世話をしないと主人は生きていけない』との責任感から、ご自身の手術を先延ばしにされてきたようですがそれも限界に達し、様々な周囲の配慮もあり、ご主人と一緒に入院することになりました。
手術は無事終了し回復された奥様でしたが、このままご自宅で以前のように過ごされると再発の恐れが十分にあり、ご主人も入院中、横になっている時間が長かったことで筋力の低下が見られ、ご夫婦そろっての在宅生活は難しいのでは?というのが周囲の結論でした。ただ、長く住み慣れたご自宅を離れるのはとても辛いとご夫婦からの希望があり、何とか在宅復帰できないものかと、お世話になっている往診医、訪問看護等や当会が持つネットワークをフル活用して調整を急ぎました。

その結果、1日4回のヘルパーさん、週2回の訪問入浴、月2回の訪問診療、週1回の訪問看護に薬局のお薬管理を組み合わせて、何とか在宅生活が再スタートしました。
1日に何度も人が出入りする目まぐるしい日々に、最初はお二人に混乱も見られましたが、慣れてくるとそれもお二人には刺激となり、楽しみになってきたご様子です。
また、近所には以前勤めていた職場の同僚が多く住んでおられ、ご夫婦のご自宅のお庭へ自由に出入りされるご近所様もおみえになるため、その方々にご協力のお声掛けをしました。

野球観戦がお好きなご主人とおしゃべり好きな奥様。きずなの会がいつまでもお二人に寄り添っていければ、と願いながら支援を続けてまいります。

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