★☆支援レポート☆★ ~四半世紀以上ぶりの再会~

支援員のYです。

先日お亡くなりになられた会員M様のお話です。

M様は、若いころに家族を置いて家を出て以来ご家族とは関わっておらず、年を重ねてから、きずなの会に入会をされました。

M様はご生前に「息子とは30年以上会っていないが、もしも自分に何かあった時は息子に連絡して欲しい。」とおっしゃっていました。

そんなある日、入居先の介護施設の看護師さんより「最近M様の体調が悪い」と連絡をいただいていましたが、当時はコロナ感染対策のため、なかなか面会も許されませんでした。そんなある日の夜中に「M様の様態が急変され、呼吸が止まりました!」との連絡を受け、急いで駆けつけました。

死亡確認に立会い、葬儀社にお迎えにきていただきました。担当弁護士さんが息子様の住所等を調査されていたので、生前のお約束通り、お手紙を出しました。二日後に息子様より「手紙を受け取った」との、ご連絡をいただきました。息子様は「子どもの頃に別れたきりなので、父の記憶はあまりありません。」とおっしゃいましたが、きずなの会に入会されてからのご様子や葬儀の日時をお伝えすると、参列を希望されました。葬儀当日に息子様にM様がご家族の話をされていたことを伝え、その頃のお写真をお渡ししました。葬儀が終わると「立派な葬儀をしていただきありがとうございました。連絡もしてくださり感謝しています。」とおっしゃっていただきました。

M様も最後に息子様に会えて嬉しかったと思います。

これからも会員様が日々安心してお過ごしいただけるように、最後まで精一杯お手伝いをさせていただきたいと思います。

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