★☆支援レポート☆★ ~晩酌は、ほどほどに~

こんにちは、支援員のFです。

緑内障のため、視力障害をお持ちの独居80才男性会員T様のお話です。

T様はお酒が大好きなんですが、時々飲み過ぎてしまい、昼・夜の配食サービスの配達にも気が付かないぐらい泥酔してしまうことがありました。

その度に遠方にお住いのご高齢の妹様が安否確認に駆け付けていました。妹様の負担も大きく、ケアマネさん、ヘルパーさんに相談し、T様はきずなの会と契約されました。

契約後すぐに、配食サービス会社から「お昼の宅配に来ましたが、応答がありません。」と連絡が入りました。きずなの会が駆けつけると部屋の中には、空の一升瓶が転がっており、T様は泥酔状態でした。このような状況が度々ありました。

4回目に駆け付けた時のことです。顔面が血だらけで横たわった状態でした。私はびっくりし、大声で呼びかけると返事があり、直ぐに救急車を呼びました。病院へ緊急搬送し、2日間の入院となりました。泥酔された時に転倒し、瞼を切り出血され、2針縫っただけですんだのは幸いでした。T様も飲み過ぎを反省し施設に入居することを決断され、入居先を探してほしいとの依頼がありました。

毎晩2合までなら飲酒が可能な施設を見つけ、きずなの会が身元保証人となり、施設へ入居されました。

施設での生活が始まって5カ月が経ちました。定期受診の際にT様は「施設での生活は快適で、お酒をおいしく飲むため毎日施設内を1万歩ほど歩くなど、体調管理をしています。」とおっしゃっていました。私も嬉しい気持ちになりました。

これからも、T様が快適に過ごせるよう、きずなの会は支援を続けます。

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