会員M様との思い出

支援員のTです。今回は女性会員M様との思い出話です。

M様は、ご主人を早くに亡くされ、お子様もいらっしゃらないため、長い間一人暮らしをされていました。社交的な性格で友人も多く、旅行に行くなど活動的で、元気に過ごされていました。しかし、徐々に認知症の症状が現れました。

M様の支援のため、ご本人の強い希望もあり毎週1回は自宅を訪問するようにしていました。その訪問は4年ほど続き、年に数回しか帰省しない私は実の両親よりもM様とお会いする方がずっと多くなっていました。実際に「あなたは私の娘みたいだね」と言われたこともあります。

何とか最期までご自宅で生活出来ればと思っていましたが、90歳を迎える頃には、一人暮らしは難しくなっていました。その後、体調を崩され入院先の病院で息を引き取りました。

M様は熱心なクリスチャンでしたので、生前からキリスト教式の葬儀・納骨を希望されていました。お付き合いのあった牧師様は、本当のファミリーのように対応してくださいました。葬儀には、たくさんのお仲間に集まっていただき、賛美歌でM様をお見送りしました。納骨先は、眺めの良い教会のお墓です。

イキイキと活発に自分らしく人生を謳歌し、多くの友人に囲まれ、本当に良かったと思いました。亡くなって1年が経ち、時折M様と過ごした時間と笑顔を思い出します。

改めてご冥福をお祈りいたします。

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