入居先の施設が変わっても・・・
2024年8月30日支援レポート
支援員のMです。
今回は、ご自身3か所目の施設に移られた会員A様のお話です。
A様はかなりご高齢ですが、とても明るく会話もしっかり出来ます。
1か所目の施設に入居されていた頃は、シルバーカーを押しながら、近所までお一人で出かけられていました。しかし、転倒により大腿骨を骨折し、手術を受けられました。
退院後は施設に戻ることが出来なくなり、別の施設に入居することになりました。
お一人で歩くことは出来なくなりましたが、ベッドの上で好きなテレビを見て施設職員の方にとても親切にされ、2か所目の施設での生活をとても気に入られていました。
しかし、諸事情により、またも別の施設に移る事が決まり、A様は落胆されました。
そして、3か所目の施設に入所後、しばらくして面会に伺いました。
お会いしたA様にお話を伺うと「ベッドから外の景色が見えるの。以前の施設はどちらも3階だったので、ベッドから見える窓の外の景色は空だけ。今は1階のお部屋なので、スズメなどの鳥たち、樹木や草花が見え、季節の移り変わりを楽しむことが出来るの!」と喜んでいらっしゃいました。以前と同じように明るいA様を拝見し、私はホッとしました。
これまで、きずなの会では入院時の身元保証人、手術の立ち会い、施設入居時の身元保証人、依頼された物品のお届けなどの支援を行ってきました。
自然を感じながら穏やかにお過ごしいただけることを願い、これからもA様の生活を見守ってまいります。