8/17自分の望む生活が一番のお薬

支援員のYです。50代という若さで骨粗しょう症と多発性骨髄腫を発症された会員A様のお話です。初めてお会いした時は、抗がん剤治療とリハビリのため入院中で、車椅子に乗っておられ、顔色もあまり良くなく、表情も沈みがちで病気を悲観されている印象を受けました。その後、A様の頑張りで退院の話が出来るほど回復されましたが、退院前カンファレンスで、退院後の住居について懸念されることが2つありました。

今まで暮らしていたアパートは、エレベーターのないアパートの2階で車椅子を使用するには難しいという事、ご自身で身の回りのことが出来ないのでは?ということです。

入院中に試しに、サービス付き高齢者向け住宅のショートスティを利用してみました。

A様に感想を伺うと「食事も合わないし、周りは年の離れた高齢の方ばかりなのが気になる。出来れば自宅で一人暮らしがしたい」というお望みでした。

医療相談員さんやご近所で身の周りのことを手伝ってくださる方と話合い、“退院後は別のアパート1階の部屋に引越しをする”という結論になりました。

先ずは、きずなの会と関係各所の方々と協力し、退院前に引っ越しを済ませました。

退院の日に、病院から新居へ一緒に向かいました。A様は新居での暮らしに不安を感じていましたが、新生活がスタートすると、みるみるうちに元気になられ、週一回の通院治療では毎回数値が良くなっているそうです。

最近は、自炊をされ、朝夕の涼しい時間帯には歩行器を使って一人で散歩や買い物にも行かれるようです。先日お会いしたら、初めてお会いした時と比べ、顔色も表情も明るくなられていました。

病院のカンファレンスで一人暮らしは難しいと言われていましたが、自分の望む生活が一番の薬になったのだと思います。これからもきずなの会はA様の望む生活をサポートしてまいります。

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