食事の大切さを考える

支援員のDです。今回は、医師から食事制限を指示されている会員様のお話をしたいと思います。

高齢者の方に限らず、いろんな事情で食事制限や水分の制限をされている方は多いと聞きます。制限の一番の目的は、寿命を延ばすことと言って過言ではありません。

病がこれ以上悪くならないように、改善するようにと、食事制限や食事療法が行われます。

本人を支えている医師や看護師、ケアマネジャーや介護や看護に従事する多くの関係者が、本人の身体を思い、少しでも病や体調がよくなるようにと努力をしています。

しかし、食事を減らすことによって、ご本人はかなり我慢を強いられます。

美味しい食事とは言えない味の薄い料理や量の少ない料理が提供されるからです。

「食事の楽しみがなくなってしまった。こんな辛い思いをしてまで生きていく意味はあるのかな」「好きなものをお腹いっぱい食べたい」と言われた時、返す言葉が見つかりませんでした。

先日、電気の力で食品の味を濃くするスプーンを開発中とニュースで流れていました。

このスプーンが使えるようになれば、食事が楽しくなるかもしれない。

生きててよかったと感じていただけるようになるかもしれない。

暗闇に光が差し込んだと感じました。

会員様の気持ちを伺い、生きていくうえで、食事はとても大切だと考えさせられました。これからも会員様の声に耳を傾けながら支援を行っていきたいと思います。

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