多くの方に支えられ、退院しました。

支援員Oです。今回は、お一人暮らしの70代男性会員A様のお話です。ある日、A様から「なんか体が上手く動かない、クラクラして、トイレまで這って行った」と電話が入りました。いつもと違う様子でしたので、急いでA様のご自宅へ向かいました。お会いすると、会話もでき、手足も動くので、一瞬悩みましたが、救急車を手配しました。救急病院へ搬送され、検査の結果は小脳梗塞でした。そのまま入院となりましたので、身元保証人として入院手続きを行いました。点滴加療などにより、症状が安定してきたところで、急性期病院からリハビリ専門病院へ転院となりました。

「低周波の金属音が一日中聞こえる」とおっしゃっていましたので、併せて検査をお願いすると「アルコールによる精神病」と診断されました。精神科の内服薬を服用し、症状は軽減されました。また、銀行やコンビニへ行くために、自転車に乗れるようになりたいと強い希望があり、数か月リハビリを行ったあと、自転車に乗ってみました。しかし、リハビリの先生から「自転車は危険なのでやめましょう」とお話がありました。

その後、退院に向けて、病院の相談員さんにケアマネさんを紹介していただきました。

訪問看護とデイサービスが利用できるよう準備をし、宅配弁当の手配をしました。

退院前には家屋調査をし、ベッドの搬入と手すりを設置しました。入院から約半年後、多くの方に支えられ、無事に退院の日を迎える事が出来ました。

A様から「あの時、きずなの会が駆け付けてくれて、救急搬送してくれたから、助かった」と、何度も感謝のお言葉をいただきました。

内科と精神科クリニックの受診付き添いなど、きずなの会はこれからもA様を支えていきます。

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