ケアマネージャー様との連携の大切さ

支援員のOです。今回は、年相応に認知機能は低下しているものの、とても明るく、親しみやすい90歳女性会員A様のお話です。
A様は今年65歳になる娘様と二人暮らし。娘様は、リウマチによる障害があり車椅子を利用していますが、自分でできる所は頑張られています。時々、親子喧嘩はありますが、二人三脚の生活をされています。ある日、ケアマネージャー(以下C様)から「A様が午前中から呼吸困難と熱発の症状があり、訪問看護師から訪問診療の先生へ状況を報告した結果、今から緊急搬送します。」と連絡が入りました。ちょうど、A様のご自宅の近くにいましたので、その場で待機し、再び連絡が入るのを待ちました。30分ほどして救急隊員から搬送先の病院が決まりましたとの連絡が入り、すぐに病院へ向かいました。到着すると、A様は検査中でしたが、医師より肺炎の疑いと、心不全の悪化と伺いました。看護師さんから渡された鞄の中には、C様が準備してくださった診察券、保険証、お薬手帳、少しの現金が入っていました。とても有難かったです。
少し時間はかかりましたが、検査は無事に終わりました。疲れたご様子のA様にお会いし、医師から病状と入院の説明を一緒に受けました。肺炎と心不全で心臓自体の動きが悪い為、血液がうまく送れていない事、心臓の弁が硬く開閉が悪いと説明がありました。入院と聞いて、A様は真っ先に娘様の心配をされましたので、必要に応じてサービスを追加すること、C様へはしっかり報告しますと、伝えると少し安心されました。身元保証人として、入院手続きをし、再度A様に会いに行くと、何度も笑顔で「ありがとうね」と感謝の言葉をいただきました。高齢の方が入院をされると、身体機能が低下する事が多く、元の生活に戻れるのかと心配もあります。病院からの報告を、信頼されているC様とよく話し合い、きずなの会はこれからもA様を支えていきます。

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