お姉様の想いを大切に支援していきます
2025年1月21日支援レポート
支援員Oです。今回は、相模原市で一人暮らしの会員I様のお話です。
三鷹市在住のお姉様が妹I様を心配され、ご相談いただいたのをきっかけに昨年6月にご契約されました。ご契約されるまでは、お姉様が朝早く家を出て、I様の自宅へ迎えに行き、病院受診に付き添っていました。病院の隣の調剤薬局で、何時間も待たされたこともあったそうです。I様は膝関節症があり、杖を使いながらゆっくり歩きます。お姉様も同様に杖を使いながら歩いています。お話を伺う中で、妹思いのお姉様が大変苦労されていた事を知りました。「これからは、きずなの会がI様を支えていきます」とお伝えすると、お姉様は安心され、「私も近々検査入院をします。退院したら、私もきずなの会へ入会しますね」と明るくおっしゃっていました。
元気に退院されるのを楽しみにしていたところ、入院中のお姉様からお電話がありました。「思っていたより病状は重く、自宅には帰れないと思う」とのことでした。更に数日後、ご親族様から「お姉様が危篤状態なのでI様と一緒に病院へ行って欲しい」と連絡が入りました。I様のご自宅へ急いでお迎えに行くその途中に「たった今、息を引き取りました」と連絡がありました。I様のご自宅に到着すると、突然の状況を受け止める事が出来ないご様子でした。「間に合わなかったね・・・」と。翌日、I様に付き添い、お姉様に会いに行きました。お姉様は穏やかな表情で、まるで寝ていらっしゃるようでした。その後、I様に付き添い、葬儀に参列いたしました。悲しい様子を隠し、気丈に振る舞い、立派に喪主を務めていらっしゃいました。
現在、I様にはケアマネジャーが付き、訪問診療、訪問看護、ヘルパーさん、デイサービスなどを利用しながら元気に暮らしています。
妹思いのお姉様のお気持ちを引継ぎ、きずなの会はI様を支えていきます。
