手術後元気になられた98歳の会員様

支援員のTです。ご自宅でお一人暮らしの会員A様(98歳)のお話をします。

ある日、A様から「食事の準備が大変になってきたからどこか施設に入りたい」とお話があり、何件か施設を紹介いたしました。その中のひとつのケアハウスへ一緒に見学へ行き、入居することを決めました。ご自宅のライフライン停止手続き、引っ越し業者の手配など、お手伝いをしました。入居当日に、自宅までお迎えに伺った時「最近、緊張からなのか食欲が無くてお腹が痛い」と、話されていたので、施設の職員様にもお伝えし情報共有をしました。入居から1週間ほどが経った頃、施設職員様から「食欲不振が続いており、腹痛も治っていない様子なので受診したほうが良いのではないか」と相談を受け、A様に確認し、かかりつけの病院へ受診することになりました。

検査結果は「大腸がんの疑いがある」とのことで、1週間後に大腸カメラの検査を受けることになりました。1週間後の受診も付き添いをしました。検査のカメラが通らない状況とのことで、急遽入院することになりました。医師から「大腸の大部分を切除しなければならず、人工肛門になる。」などの説明を受けました。A様は納得し、手術を受けることになりました。入院時に必要な物を病室にお持ちした際に、「今まで大きな病気になったことがないから信じられない。不安だけど、いつも来てくれてありがとう!」と言葉をいただきました。手術は無事終り、人工肛門はご自身での処置が難しいため、医療的ケアがある有料老人ホームに転居することになりました。

先日、A様とお会いした際「手術前は少し歩くだけで辛かったけど、今は施設の周りを散歩するくらい元気になった!癌が見つかって手術が出来て良かった!」と、おっしゃっていました。

お元気に話されるA様の姿を見て、大きな病気になった時に、お支えすることができ、心から良かったと思っています。

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