支援レポート~会員M様の施設入所支援・身元保証~

支援員のSです。

一人暮らしの会員M様のお話しです。

昨年、M様は自宅で尻もちをついて腰椎を圧迫骨折してしまい、それが原因で体調を崩され入院となりました。80代という年齢も考え、退院後は施設へ入所するか迷っておられましたが「もう一度自宅で暮らしたい!」とリハビリを頑張り、自宅へ戻ることができました。その後は、ご近所の方々やヘルパーさんに助けていただきながら生活をされていましたが、繰り返し転倒されるようになり、再入院となってしまいました。今回ばかりはM様も「もう自宅での生活は無理だと思います」と、施設への入所を希望されました。自宅での一人暮らしは不安も大きく、何よりご近所の方々に迷惑をかけるということが大きな理由でした。病院のソーシャルワーカー、ケアマネジャーと相談しながら、施設入所に向けて準備を始めたところ、幸いにも近くのサービス付き高齢者向け住宅に空きがありました。すぐにでも見学に行きたいM様でしたが、コロナ禍では病院から外出の許可が出ず、代わりに私が見学することになりました。施設で説明を伺いながらお部屋を見学し、M様に報告すると「そこでいいですよ」と決断されました。

M様にとって施設での生活は分からないことばかりです。退院されるまでの期間、疑問点にその都度電話でお答えしながら施設での生活を少しずつ理解していただきました。そして退院日、必要なものを取りに一緒に自宅へ寄ると、ご近所の方々が次々と顔を出されました。M様は今から施設へ入所することを報告され、今までお世話になったお礼を伝えられました。長年にわたってご近所の方々との関係を大切にしてこられたのだなぁと胸が熱くなりました。そしてご近所の方々に見送られ施設へと出発しました。きずなの会は、施設入所後も変わらずM様の支援を継続してまいります。

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