★☆支援レポート☆★

支援員のGです。

今月からグループホーム(以下GH)へ入所された会員A様のお話です。

お勤めをされていた頃からお一人で暮らしていた借家を退去され、同じ市内のGHに入所されることになりました。

A様の一人暮らしは隣家の大家さんをはじめ、地域の方々、ヘルパーさんなど優しい方々の見守りがあり成り立っていました。ところが最近A様の短期記憶障害の症状が見られるようになり、心配したケアマネさんから当会に相談がありました。

そこでA様にGHの入所をお勧めしたところ、すぐに承諾していただきました。A様が入居したGHは月一度の外出レクリエーションがあり、入居者の皆で家庭菜園を楽しむことも出来るとても活気あるところです。

A様は入居初日からとてもGHのことが気に入られた様で、会話にも進んで参加されていました。その様子に安心した私が退室しようとしたところ、私の手をぎゅっと握られ小さなお声で「私はここにいても大丈夫なの?もう一生一人でいなければならないと思っていたの。もうこれ以上、他人に迷惑をかけられないし、一人で生きていくんだなぁ~と思っていたの」と話されました。迷惑をかけたくないけれど一人で生活するには不安・・・と一人で暮らしている方はどなたにもある共通の心配事ではないでしょうか。

A様に私は「大丈夫ですよ、ここにいても良いですよ」とお伝えしましたが、やはり新しい環境に慣れるまでは不安だろうと想像できます。1日でも早くお元気で穏やかな生活をしていただきたいと願いながら、GHを後にしました。

後日、荷物を届けに訪問すると、とても穏やかな笑顔で他の入居者の方々と会話を楽しんでいるA様の姿がありました。

人生最期をどこで迎えるのか。自宅、施設、病院なのか、考えも希望も環境も皆それぞれ違います。思い通りに最期を迎えられるとは限りませんが、出来る限り会員様のお気持ちに寄り添いながら、お手伝いが出来たら、と思っています。

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