支援員のKです。 

会員A様のお話をさせて頂きます。
A様は6年ほど前に骨折されてから、ご自宅での一人暮らしが難しくなり施設に入所されました。
今までは弟様ご夫妻がA様の支援をしていましたが、弟様もご高齢となり緊急の対応が難しいとの事で、きずなの会と契約をしました。A様は癌という大きな病気を抱えながらも、穏やかな生活をしていらっしゃいましたが、だんだんと食事が摂れなくなり、施設でターミナルケア(※)が始まりました。
そんな矢先にキーパーソンの弟様が亡くなられました。そのため、幼いころに離れ離れになっていたご子息様の連絡先を探し、重篤状況をお手紙で連絡しました。折り返しご子息から連絡が入り、遠方からご子息をはじめ、お孫さん、臨月のお嫁さんが玄孫さんを伴い大勢で面会に駆け付けてくださいました。そして涙を流しながらA様の手を握られ「はじめてお母さんの手を握りましたね。でも恨んだりしていません。こうしてたくさんの家族に恵まれて幸せなのも、お母さんが僕を生んでくれたからです。」と、おっしゃいました。そしてその後、奇跡的にA様は少しずつ良くなられ、近頃ではお顔がすこしふっくらされてきました。
このような感動的な場面に立会えることの有り難さを感じ、これからも会員様のお役に立てるように、精一杯努力してまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

(※)ターミナルケア:病気などで余命がわずかになった方に行う医療的ケアのこと。苦痛を緩和しながら、できるだけ生活の質(QOL=クオリティ・オブ・ライフ)を保つための医療や看護の方法です。