★☆支援レポート☆★ ~高層ビルに囲まれた生活から緑豊かな場所へ~

支援員Tです。

今回は、お元気な91歳会員I様のお話です。
I様は自立した生活が前提となる軽費老人ホームにお住まいで、きずなの会入会後2年間の主な支援といえば、少し離れた銀行までお金を引き出しに行くのに同行する程度でした。
ところがこの春に突然、原因不明の食欲不振・活力低下に見舞われてしまい、体調を整えるために、きずなの会が身元保証人となり、一時的に入院となりました。
主治医から年齢的な衰えが大きいとの説明を受け、I様や病院相談員とも話し合った結果、現在の施設は卒業し特別養護老人ホーム(特養)への入所を目指すことになりました。
ただ特養が決まるまで入院を続けることは難しく、かといって元の施設での生活は困難なため、仮住まいとして介護老人保健施設(老健)を探し居場所を確保しつつ、特養入所の条件となる要介護3取得のために区分変更手続を進め、併せて特養も探すこととなりました。
区分変更の認定調査に立ち会った後、判定までの間にI様のお人柄の良さを余すことなく盛り込んだ特養入所申込書を準備、要介護4の結果を聞いてすぐ複数件申し込むと、翌日には入所の打診を3件も頂きました。
入居先に決めた特養は、当会としては初めてのお付き合いとなる施設で、I様の人徳もさることながら、当会が身元保証人となることも早期入居の大きな要因のひとつであるとお聞きした時は、I様と共に喜びを分かち合いました。
高層ビルに囲まれた生活から一転して、特養の周辺は緑に囲まれ施設内には暖炉まであります。そうした場所に生活を移されたI様が、いつまでもお元気でお過ごしいただけたらと、心から願っています。

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