墓じまいのお手伝い
2025年9月24日支援レポート
支援員のKです。墓じまいをされた会員Y様のお話です。
ご夫婦で施設に入居されていましたが、ご主人様が先立たれた後は、お一人で暮らしていました。その後、A様は大病を患い手術をされましたが、無事退院され、相談があるとのことで話しを伺いに行きました。「夫がいなくなり、子供はいないから、そろそろ墓じまいを考えている。一人でお寺に行くのも大変だし、色々と手伝って下さらないかしら?お寺への連絡や、墓石撤去の手配は自分でやります。」と、おっしゃいました。後日、Y様から連絡があり、「体調が良くなり、暑くなる前に行きたい。」とのことで、お寺の都合をお聞きし、予定を立てました。当日は、最初にお坊さんにお経を読んでいただきました。
その後、お坊さんがお墓から骨壺を取り出し、永代供養塔へ移し、再度お経を読んでいただきました。Y様は、自分自身に言い聞かせるように「これで良かった、良かった」と、何度も小声でおっしゃっていたのが印象的でした。私自身もこのような経験は初めてです。
自分が元気なうちに、墓じまいをせねばという責任を果たされ、ひとつ肩の荷が下り、気持ちを新たにされたY様でした。
