ご近所様からのエールを胸に
2025年9月2日支援レポート
支援員Sです。
施設入居を希望されていた会員H様は、ご自宅で一人暮らしをされていました。
少し不器用な性格のH様は利用し始めたショートステイやデイサービスに馴染めずにいましたが、慣れてくると落ち着いて過ごせるようになりました。ショートステイ先と同じ法人が運営する特養へ入居することに決めました。
そして、入居に伴い自宅を処分することになり、家財処分などについて最終確認をするために、H様と一緒にご自宅へ伺いました。
事前にケアマネさんがご近所の皆様に、H様が最後に自宅を訪れるということを、お伝えしてくれていました。生憎の空模様であったにも関わらず、ご近所の方々が10名ほど、会いに来てくださいました。皆さま、口々に「元気でやってよ」「Hさんがいないと、淋しくなるやぁ」、「一人暮らしで、足腰が弱ってきてどうなることかと思ってたけど、良かったねぇ」など、別れの挨拶と新しい生活へのお見送りをしてくださったのです。
施設へ戻るタクシーの中で、「ご近所の方々が、たくさん来てくださって良かったですね。H様の人望が厚い証拠です!」と、声をかけると「別に、そんなことねぇよ」と、少し照れ臭そうにおっしゃいました。
これからも安心して過ごしていただけるよう、きずなの会はH様を見守ります。
