お財布の中の会員証

こんにちは、支援員のMです。今回は、一人暮らしの会員S様のお話です。

先日21時頃、総合病院より「きずなの会の会員さんが、搬送されてきたのですぐに来て下さい」との連絡を受け、駆け付けました。看護師さんから経緯を伺うと、「居酒屋でお酒を飲んでいたSさんが、意識を失くされ倒れ込んでしまい、救急搬送されてきました。今、頭部のCTや血液検査をしているので結果が出るまでお待ちください」との事でした。

1時間半程して、ようやくS様に会えました。

先生から「意識も戻りCT検査の結果など問題なく、一過性の意識喪失で入院する必要はないが、後日また受診しに来てください」と病状説明を受け、家に帰れることになりました。「大事にならず、本当に良かったですね」と、声を掛けると少し赤ら顔で「居酒屋で食事をしていたんだよ。お酒はちょっとだけしか飲んでないよ」とおっしゃると、お財布から“きずなの会の会員証”を出し、「私にはこれがあるからね」と笑顔で話されました。

身寄りがない会員様には、当会の会員証が生活の一つの安心に繋がっているのだなと思いました。ご自宅に帰られたことを確認し、この日の支援を終えました。

後日、病院受診の結果も問題ないと伺いました。これからもS様が日々安心して生活できるように見守っていきたいと思います。

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