自分亡き後のことを託す 〜妹に迷惑をかけないために~
2024年10月24日支援レポート
支援員のNです。
今回は会員M様のお話をご紹介します。
M様は離婚後、お子様とは音信不通で妹様も他県の遠方でお住まいのため、入会されました。入会後しばらくの間は元気に生活をされていましたが、末期がんの余命宣告を受け、自宅か病院か、生活場所を選択する必要がありました。できる限り慣れ親しんだ自宅での生活を望まれ、在宅での生活が難しくなってきたら緩和ケア病棟へ移動することになりました。数か月は訪問診療や介護サービスを利用し自宅で生活が出来ましたが、徐々に体力低下や痛みが増すことにより在宅生活が困難になってきました。ある日、ご本人より相談したいことがあると連絡をいただきましたので訪問しました。ご本人より「自宅から緩和ケア病棟へ入院することにしようと思う」とお話があり、それ以外にもう一つお願いしたいことがあるとのことでした。お願いごとの内容は、「妹の年齢も年齢で、遠方に住んでいるから迷惑をかけたくない。妹のためにもきずなの会でお墓の改葬とアパートの家財処分や退去手続きをしてほしい。」とのことでした。
M様は数週間の緩和ケア病棟での入院生活の末、天国へと旅立たれました。滞りなくご葬儀を終え、アパートの家財処分及び退去手続き並びにお墓撤去及び永代供養墓への改葬を契約に基づいて行いました。後日、妹様にご報告させていただいた際に「兄からは、お前に迷惑がかからないようにきずなの会にすべてお願いしたからと聞いていました。最後の最後まで支援していただきありがとうございました。兄はきずなの会に出会えて本当によかったと思います」とのお言葉をいただきました。こうしたお言葉に支えられながら支援活動を行っています。
これからも、ご本人様のご意向に寄り添えるよう常に心がけ、支援させて頂きます。
