★☆支援レポート☆★ ~関係者とA様の生活を支えます~
2022年8月3日支援レポート
支援員のIです。
「*ウェルニッケ脳症」で入院中の会員A様のお話です。退院後に、ご自宅で生活されるのは難しいと思われ、施設入居を検討しました。しかし、A様のご希望はご自宅で生活をされることでした。
ご自宅での生活を支えるためには、ケアマネさんとの連携が必要です。「きずなの会」は、身元引受人として訪問介護、デイサービスの方と契約を交わすことになりました。
A様は毎日の配食サービス、週1回のデイサービス利用、週2回のヘルパーさんを利用しながらの自宅生活が始まりました。
少ない生活費の中から節約できるものは何か、A様とケアマネさんと一緒に話し合い、利用していないインターネット関係を解約することにしました。
短期記憶障害のため、その場では理解されてもすぐに同じ質問をされますので、こちらも同じように返答します。張り紙など目で見て認知できるようにすることで、なんとか理解が出来る様になってきました。デイサービスにも慣れてこられたので、A様の承諾を得て週2回の利用に変更しました。
夏の暑い時期を迎え、クーラーのないご自宅での生活はとても心配なので、施設へのロングステイの提案をすると快く受け入れてくれました。
7月から9月迄の3ヶ月間利用することになり、ヘルパーさんとケアマネさんの協力で持ち物を整えてから、タクシーに同乗し一緒に施設へと向かいました。
いつもと雰囲気が違うため、緊張されている様子でしたが、入所前のコロナの抗原検査をし、陰性の確認がとれると、嬉しそうに施設へと入って行かれました。
退院当初は、ご自宅での生活や施設利用も難しいと思われましたが、徐々に慣れ、繰り返し説明することで、上手に介護サービスを利用しながらの生活を続けていけるように感じます。
今後も、A様の意向をしっかりと受け止め、より良い関係を保ちながら協力できるよう努力してまいります。
*ウェルニッケ脳症とは、チアミンとも呼ばれるビタミンB1が不足することから引き起こされる神経系の急性疾患です。