支援レポート~会員A様の施設入居支援~
2021年9月7日支援レポート
支援員のKです。
入会されてから10年が経つ会員A様のお話です。
A様は20年ほどケアハウスで生活されていました。それ以前は同居していた男性からDV被害を受けていたため、毎年最寄りの警察と区役所でDV防止支援の手続きをしていたとお聞きしました。
今回、A様の身体的機能が低下されたことを考慮し、ケアハウスから老人保健施設へ移ることになり、きずなの会で転居支援をさせていただきました。しかし、経済的に厳しい状況であったため「境界層措置制度(※1)」の手続きを行いました。その結果、A様は安心して落ち着いた生活ができるようになりました。
このように、きずなの会では関係機関と協力し、会員様お一人おひとりの状況に合わせて最適なご支援をいたします。
※1 「境界層措置制度」とは、介護保険サービス費用負担額や保険料を支払うと生活保護を必要とするが、より負担の低い基準などを適用すれば生活保護を必要としない状態となる場合に、より低い基準を適用して負担を軽減する制度です。