支援レポート~会員Z様の夜間緊急支援~
2021年2月15日支援レポート
支援員のAです。
現在、日本では天涯孤独な方だけでなく、様々な事情により単身で過ごされるご年配の方が増えております。きずなの会に入会されている会員様の中にもそのような境遇の方が大勢いらっしゃいます。そこで今回は、お一人暮らしされている会員様の夜間緊急支援についてお話いたします。
会員Z様は、お一人で在宅生活されており、将来の備えとしてきずなの会に入会されました。普段はZ様より生活支援のご依頼もないため、担当の支援員が毎月お電話をしてご様子を伺っております。お元気に在宅で過ごされているZ様ですが、ある日の夜、病院から「Z様が車と接触し、救急搬送されています」と連絡を受けました。軽傷で済んだということでしたが、付き添いの依頼があり駆けつけました。病院に到着すると、Z様は救急外来の待合室におられました。不安なご様子で少し強張った表情に見えました。Z様に「きずなの会です」と声をお掛けすると、「きずなの会さんですか、来てくれてありがとう」とおっしゃられ、少し表情が柔らかくなったご様子でした。Z様に怪我の状態や現在の状況をお聞きしたところ、「検査はすでに終わり、車と接触して転倒した際に手を擦りむいただけで済みました」とのことでした。幸いにも大事には至らなかったため、ケガの処置も短時間で終わり、帰宅するためにタクシーを手配しました。タクシーが到着するまでの間、事故当時の状況や、相手方とのことなどを細かにお話しくださいました。Z様に「何かお手伝いすることがあれば、おっしゃってください」とお伝えすると、「ありがとう。今のところは大丈夫です。待合室に一人で待つのはとても不安だったので、きずなの会が来てくれて心強かったです。本当にありがとう」とのお言葉をいただきました。そして、ご自宅までご一緒し、緊急支援が終了しました。後日、担当の支援員よりZ様が元気に過ごしていらっしゃると聞き安心いたしました。
きずなの会では夜間や土日祝日問わず、24時間365日体制で緊急時の病院への駆けつけや入院時の身元保証手続きなどの支援をしております。
今後も、会員様の支えとなり安心して日々をお過ごしいただけるよう努めてまいります。