最後まで共に寄り添えたのであれば・・・
2024年11月14日支援レポート
支援員のKです。
今回は最後まで笑顔で過ごされた会員A様のお話です。
A様は体調を崩され、ご自宅での生活が出来なくなりましたが、認知の低下が見られるようになってからも、「きずなの会です」と言うと笑顔を見せ、昔ばなしをよく聞かせてくださいました。
退院後は施設に入居されましたが、食事が取れない事や点滴を自己抜去してしまう事が有り、施設の医師より「胃ろうを作り延命をするのか、それともこのままターミナルケアに入りますか?」と、どちらか選択するように、お話がありました。
ご親族と一緒にご本人の居室へ伺い、「お星様になりますか?」と伺うと、とびっきりの笑顔で「とってもかっこいいじゃない」と返答され、ご親族はターミナルケアを選択されました。思い出の品を施設に預け、ご親族は頻繁に面会をされていました。それから暫くし、A様は眠るように旅立たれました。
心よりご冥福をお祈りいたします。
ご本人、ご親族に寄り添い、ご希望を叶えられた事に心から感謝し、今後も会員様、ご家族様に寄り添う支援を行ってまいります。