ケアハウス入居に向けて

支援員のKです。

今回は、ケアハウスへ入居された男性会員S様のお話です。

S様はずっとアパートで独り暮らしをされていました。車で買い物に行き、調理や洗濯をこまめにされていましたが、90歳を超えた頃から体力や集中力が弱まり、今までのようにはいかなくなってきました。

うっかり火を消し忘れたり、通院の日を忘れたりなどがあったため、施設の入居を検討することになりました。S様に「施設」と聞いて思うことを尋ねると「おむつを替えてもらう養老院。自分は対象外かな」と言われていました。私が「今は自立の人でも入れる施設があるんですよ。そこは3食お風呂付、年金内で支払いができて施設というより見守り付のアパートのような感じです」とお伝えしたところ「今の生活より良いね」と言われ、ケアハウスへの入居を進めることになりました。

入居に向けて、きずなの会が身元保証人となり申込をし、事前の健康診断にお連れし、役所で必要書類を代理取得しました。

入居が決まると、ケアハウスで使う布団や物干し竿、洋服から歯ブラシなどをアパートから運ぶ手伝いをしました。また、車の処分に必要な印鑑登録証明の取得など手続きが進むように支援しました。無事に入居されてからは、アパートの退去手続きを代行で行ったり、施設での生活のご様子を聞いて足りない品を届けたりしています。

ご高齢になってから新しい環境に慣れるのは大変なことで、不安に思われているご様子が分かります。これからもS様が安心して施設生活を楽しまれるように心のサポートが出来ればと思っています。

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