兄弟のきずなを繋ぐ携帯電話

支援員のNです。

会員K様とその弟様のお話です。

K様と弟様は、お互いに何かあったわけではないのですが、なんとなく連絡が途絶えて会うこともなく、何年も経過していました。

普段、K様を支援させていただいていると「弟はすごく可愛かった」「弟はこんな仕事をしていてね〜」と、よく弟様の話をされています。また「弟に会いたい」とも頻繁に仰います。なので、弟様の連絡先をご存知か伺ったところ「携帯電話の番号ならわかる!!」とのことでした。

K様は施設に入居してから携帯電話をお持ちではありませんでしたが、常々「携帯電話を持ちたい!」とおっしゃっていました。

そこで、この機会にと、携帯電話の購入に付き添いました。

新しい携帯電話で、さっそく弟様に電話をかけてみると、元気な弟様の声を聞くことができました。数年ぶりに連絡が取れて、K様はとても嬉しそうな笑顔をされていました。

さらに、後日弟様がご入居中の施設へ会いに来てくれることになりました。

コロナが落ち着いた今では、1ヶ月に1度は面会に来られているようです。

K様もとても喜んでいらっしゃいます。弟様からも感謝の言葉をいただきました。

これからも会員様に寄り添った支援をしていきたいと思いました。 

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