リ・スタート
2025年8月11日支援レポート
支援員のNです。
病院にトータル20年余り長期入院されていた会員S様のお話です。
数年前から施設入居を希望されていましたので、S様を含め、院長、事務局長、相談員、きずなの会で担当者会議を重ね、入居先が見つかれば、退院可能となりました。
S様が以前住んでいた役所の協力もあり、グループホームの施設見学に付き添いました。
久しぶりの外出にS様のテンションは上がりっぱなしで、グループホームのスタッフさん達のお話を熱心に聞き、まずは一泊二日の体験入居をすることになりました。
周到に準備を進め、一回目の体験入居は無事に終わりました。入院生活とは全く違い、自主性を重んじる自由な生活にS様の期待は膨らむばかりです。
2回目は三泊四日の体験入居です。病院に戻る最終日は、グループホームに隣接するデイケアでパソコンを習い、ゲームに参加して、皆さんとコミュニケ―ションを取り、グループホームでの掃除当番など、役割を担う経験にとても喜んでいるご様子でした。
さあ、いよいよ来月は本入居の運びとなります。
S様が新しい生活に慣れることを願いながら、責任をもって支援・見守りさせていただきます。
