★☆自宅売却支援☆★~成年後見制度を利用して~
2022年10月17日支援レポート
支援員Oです。今回はグループホームに入居中のお話好きで、おしゃれな女性会員H様のお話です。H様は認知症の症状があり、何か気になることがあると、何度も同じ話をされます。それでも最後まで何度でもH様の話を聞きます。そして、解決できるように一緒に考えたり、時には提案したりすると、落ち着きを取り戻されます。
ある日、急に「現在空き家になっている自宅を売ってお金に換えて欲しい。もう歩けなくなっちゃったし、一人暮らしは出来ないから。」と言われました。最初は何かを思い出されたのかな?と思いながら、お話しを伺っていました。しかし、その後もお会いする度に同じ話をされるのでH様のご自宅から一番近い弟A様の自宅を訪ね、近況報告をしました。A様も「実は自分も同じことを考えていた。姉の家を守っていくには年齢的に限界がきている。きずなの会で何とかしてもらえないかと思っていたところです。」とのお話しをいただきました。この件を上司に相談し、成年後見制度を利用することにしました。先ずは司法書士さんと今後の手順などを確認し、A様には申立書の作成をお願いしました。また、A様以外のご親族の方の連絡先も確認をしたりと、時間はかかりましたが、なんとか無事に保佐人がつきました。
現在H様の土地を売却する話は進行中です。
H様とA様より「ありがとうございます!これからも宜しくお願いします。」とお言葉をいただきました。お二人とも安心され、私自身も嬉しく思います。
これからも、安心につながる支援を続けてまいります。