心の重荷をなくし、安心できる暮らしのために。

支援員のDです。

今回は、自宅で一人暮らしを続けてこられた会員A様のお話をします。

お元気なA様は、今後のことを考えてケアハウスに入居することを決心されました。それは自宅の処分を考えられてのことです。

A様には先祖代々住まわれていた自宅があり、ケアハウスに入居するまでは、ご自身も住んでおられました。A様の自宅は、昔から土地を地主様より借りていることもあり、かねてから、『自宅を自分の生きているうちに処分しなければいけない』と言われていました。

 ケアハウスでの生活が落ち着いてきた頃、A様より「相談したいことがある」と連絡があり、伺わせていただきました。自宅取壊しに向けて、どのように進めればよいか分からないとお話があり、生活支援の依頼を受けました。

私たちきずなの会が直接自宅解体工事を行うことは出来ませんので、まずは、解体業者をリストアップしA様に業者を選んで頂き、その後、本人様が決められた業者へ連絡し見積もりの日程を決め、A様同席の見積もりに立ち会いました。その後、ライフラインの解約を本人様と共にお手伝いさせて頂きました。

 また、市町村にもよりますが、空家対策の一環として空家処分の費用に対し助成金が得られる市の事業への申請についてもお手伝いさせて頂きました。

現在は、解体工事の着工を待つばかりの状態です。

 A様からは「自分一人ではとてもここまで出来なかったので、色々と動いて頂きありがとうございます。家をなんとかしなければならないという気持ちがずっと重荷だったので、ようやく肩の荷が下りる思いです」とのお言葉を頂きました。

自宅の解体まであと一歩ですが、今後も支援を通じてA様が安心して暮らしていけるようお手伝いをしていきたいと思います。

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