愛猫と暮らしていただくために・・・

支援員のFです。今回は、ご夫婦で契約されているT様のお話です。

ご主人様が体調の衰えにより、老人ホームへ入居することになり、それをきっかけにお二人とも当会と契約をされました。契約と同時に、ご主人様は老人ホームに入居されましたので、身元保証人として入居の立ち会いや必要書類の記入など色々な手続きを行いました。

奥様はご自宅で愛猫と一緒に暮らされており、支援でお会いする際にはたくさんお話をしてくださるとても明るい方です。

数年前に癌の宣告を受け、抗がん剤治療を長く続けている副作用で今はほぼ全盲の状態ですが、そのような状況にも負けず、お出掛けを楽しまれています。視覚障がい者協会のガイドへルパーさんの介助を受けながら、色々なイベントにも参加されています。そして、最後までご自宅で愛猫と一緒に過ごしたいと強く望んでいらっしゃいます。そのため、関係機関各所(地域包括・在宅ケアマネジャー・訪問介護・訪問看護・在宅医療・がん専門治療医・デイサービス・福祉用具など)の方々と連携を取り、協議を重ねながら、奥様の暮らしを支えています。地域包括担当者様からのご提案で、愛猫の世話を助けていただくため“認定NPO法人 人と動物の共生センター”の方々との連携も増えました。

そのような中、癌治療専門医から抗がん剤の効果が薄れてきたと説明がありました。
新たな治療を模索するため、別の医療機関を紹介されましたので受診に付き添う予定です。
そして、万一の場合に備えて、ホスピス病棟への予約も済ませています。

そんな緊迫した状況でも常に明るく、アクティブな奥様のご様子に頭が下がります。

これからも関係各所と協力し、施設に入居中のご主人様、愛猫と生活されている奥様を支えていきます。

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