★☆支援レポート☆★~念願の一時帰宅~

支援員Mです。
今回は、息子様とお二人暮らしの会員B様のお話です。
B様は高齢となり、今後の生活を心配された息子様からの依頼で、きずなの会に入会されました。
訪問介護の支援を受けながらご自宅で過ごされていましたが、認知症の症状がみられ、息子様の判断でグループホーム(以下、施設)へ入居されることになりました。
B様は入居時から「家に帰る!誰がこんなところに入れた。」などと、不安な思いから、食事を拒否されることもありました。施設へ面会に行くと「息子は元気にしているか?ご飯は食べているか?」と心配されていました。その場で息子様に電話し、直接お話しをすると、安心はされますが、帰宅願望が無くなることはありませんでした。
後日、息子様とお会いし、一時的でも帰宅することを相談しましたが、やはり難しいとのことでした。それから更に月日が経ち、B様は日常生活の動作も低下し、車椅子を利用する時間が増えました。施設の職員様から「身体状況を考えると今帰らないと、今後難しいので息子様に連絡を取ります。」と連絡をいただきました。
一時帰宅のご理解を得て、日程調整をし、B様と施設の職員様と私で帰宅しました。
息子様から「申し訳なかった」との言葉にB様は「お互い元気でこれからも頑張ろう」と言葉を交わした時の息子様の安心された表情が印象的でした。
施設に戻ると「家に帰る」と言われることは無くなり、職員様も安心されました。
施設のご協力もあり無事に、B様の願いを叶えることが出来ました。
これからも、会員様の思いに寄り添う支援を大切にしていきたいと思います。

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