支援レポート~会員K様の施設入所支援~

支援員のJです。
新型コロナウイルスの影響で大変な状況が続いております。ワクチン接種が始まっていますが、効果は如何ほどでしょうか?この未曾有の災禍が終わりを迎えられると良いですね。

今回は、会員K様の支援についてお話させていただきます。K様はご主人に先立たれ、一人娘様は海外在住ということで、高齢者施設へ入居されることになりました。入居当時は弟様が身元保証人をされていましたが、年数が経ち、弟様も高齢で支援が難しくなられたため、きずなの会と契約されました。入会後、3年経過したころから物忘れの症状がみられるようになり、金銭管理は名城法律事務所へ委託する事になりました。その後、居室で2度転倒され、1度目は幸い大事には至りませんでしたが、その1ヶ月後に再度転倒され、右足大腿骨転子部骨折で入院となりました。入院中にかなり認知レベルが進み、嚥下機能も下がってしまったため、もとの施設に戻ることが難しくなり、退院後の居場所として24時間看護師のいる施設への移動を検討しました。病院でのカンファレンスで、いくつか候補を検討した結果、施設ではなく療養病棟への転院が望ましいと言われました。娘様の了承を得て、施設は退去し経鼻経管栄養で療養病棟へ転院となりました。以前の施設(居室)の家財処分や保険・電話の解約などの手続きをする際、その都度娘様に報告を入れながら支援させていただきました。

病院は新型コロナ感染防止のため面会禁止となっておりますので、ソーシャルワーカーや看護師さんに確認をとりながら、娘様にできる限り細かく状況報告をしています。早くコロナ感染が終息し、海外の娘様との面会が叶うことを心から願っています。

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