★☆6月支援レポート☆★
2019年6月13日支援レポート
支援員Mです。
今月はご夫婦できずなの会にご入会されているI様ご夫妻のお話です。
以前のお住まいが2階建てで、階段で移動することが困難になったため、エレベーター付き市営住宅へ引越しをされました。
ご主人はとても奥様思いで、物忘れ症状がある奥様に代わって、料理、掃除など家事全般をされ、週数回の訪問ヘルパーを利用。奥様は平日デイサービスを利用されていました。
昨年の大晦日にご主人がアスベスト後遺症で吐血され、緊急搬送で入院しました。その時、きずなの会に連絡が入り駆けつけると、ご主人からの最初の依頼はご自分の入院の事ではなく、奥様の安否確認でした。さっそく奥様のご様子を確認し、ご主人とケアマネージャーに報告・相談をしました。そして、奥様は平日利用しているデイサービスの施設にショートステイとなりました。
ご主人はほどなく退院され、自宅に戻られましたが転倒し骨折、また入院されました。その後リハビリ病院に転院しましたが、持病の脳の病気が悪化し、骨折と並行して治療が行われました。そのような中でも施設で生活されている奥様を気にされていました。
ご主人の努力の甲斐があって、脳の病気も改善し、無事に退院の日を迎えることが出来ました。ご主人は「今まで自由に生活をしてきたが、自宅での暮らしは不安だ。夫婦揃って介護施設で暮らしたい。」と希望されました。奥様が慣れた所が良いとの事で、奥様がショートステイされている施設へご夫婦で入所されることになりました。
今後の生活に必要なもの、大切な物をご自宅で一緒に確認しました。施設内では症状の関係で別部屋ですが、食事や団らん時はご一緒にリビングで過ごされています。
お二人がいつまでも仲睦まじく、お元気で過ごしていただけるよう今後も温かく見守りながら支援を続けていきたいと思っています。