★☆支援レポート☆★

支援員のKです。

会員A様が施設を移動されることになり、その支援をさせて頂きました。
A様は2017年の秋、「サービス付き高齢者住宅」に入居されました。当時は心身ともにお元気で、人と関わることだけが苦手だったA様の性格をご家族や関係者の方が考慮しての入居だったので、すぐ施設の環境に慣れ、ご家族のサポートもあり平穏な生活を送られていました。ところが、今年の春ごろから認知症の症状があらわれはじめ、次第に一人で居る時間に不安を感じられるようになりました。
“どのようにしたらA様が安心して日々を過ごせるのか”ご家族や関係者の方と相談を重ねました。その結果、家庭的な雰囲気の中で職員さんや他の入居者様との関わりが持て、一人になりたいときは居室で過ごせる「グループホーム」への入所が一番良いのではないかとの結論となり、市内の施設数か所に申し込みをしました。しかし申し込み当初はどこの施設も部屋に空きが無く、いつ入居できるか目途が立たない状況で、ご家族や関係者も不安な中、A様の日々の生活を支えておりました。そのような時、ある施設から「入居が可能」とのご連絡を頂き、急遽ご家族や関係者と打ち合わせをし、無事に入居することができました。
ご高齢の方は心体状態が日々変化します。現在入所されている施設で穏やかに過ごされていても、心や身体の変化により平穏な日々が送れなくなってしまうことが多くあります。きずなの会の支援業務の大きな役割のひとつに「会員様の生活場所を探す」というものがあります。全ての会員様が満足できる生活場所を探すことは容易ではありませんが、会員様が少しでも安心して平穏な日々をお過ごしいただけるよう、関係者の方々と協力して業務に取り組んでいきたいと思います。

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