★☆支援レポート☆★
2020年8月24日支援レポート
支援員のKです。
埼玉県内の精神病院に入院中のT様
突然、T様から連絡が有り、「ご兄弟からの仕送りが３ヶ月無いのでこのままでは生活ができない、どうしたらよいか」とご相談がありました。
収入は年金以外に、ご兄弟からの仕送りが主です。
金銭管理は病院が行っているので、すぐに病院の相談員さんに連絡を取り、状況を確認していただくと、預金残高がほとんどありません。１０年前から続いていた仕送りが３ヶ月前から止まっていることが分かりました。きずなの会との契約時にご兄弟も立ち会われ面識はありましたので、何度もご兄弟に電話をしてみましたが音信不通で連絡が取れませんでした。病院の相談員さんと相談し、すぐに生活保護の申請をするために市役所に連絡、状況を説明しました。後日、ご本人と一緒に市役所の福祉課で面談となり、必要書類を集め親族の代わりに申請の同行をしました。生活保護の申請はスムーズにできたのですが、現在お住まいのアパートの家賃が生活保護で定めた基準よりも高いため、現在のアパートを解約して、基準値内のアパートに急ぎ引っ越しをしなければなりません。病院と提携している地域のメディカルライフサポーターに連絡し、直ちに新しい住居を見つけてもらいました。ご本人に間取りや立地などを確認していただき、承諾を得たので福祉課と相談し、引っ越しに向けた申請を進めました。コロナウイルス感染症の影響でご本人が頻繁に病院からの外出ができないため、きずなの会の支援員の私が準備段階から引っ越しまでの全てを任されました。
ご本人からアパートの鍵を借り、引っ越し業者３社と待ち合わせをし、見積もりを取り １番安値の業者に決めます。その後、見積もりを市役所に提出し引っ越し費用を預り、当日業者に支払いをして引っ越しがスタート。段ボールに箱詰めのお手伝いと仕分けをしながら業者に指示を出し、並行してライフラインの停止手続きをし、空になった部屋の確認後に、引っ越し業者の後を追って次に入居するアパートへ移動。荷物の整理をして無事に引っ越しを終えることが出来ました。その後、ご本人に新しい部屋の写真をお見せし、ご確認いただき終了しました。 早くこのコロナウイルスが収束し、T様が安心して新居での生活が送れるように家族代わりとして寄り添っていけたらと思っています。
