一生涯だからこそ、出来る支援

支援員のSです。

今回は、先日ご逝去されました会員A様のお話です。A様が当会に入会されたきっかけは、地域包括支援センターからのご相談でした。一人暮らしをされていたA様が自宅で転倒して入院し、退院後に施設入居を考えているが、身寄りが無いため身元保証人がいないとのことでした。早速、A様と面談を行い、当会の支援内容を説明したところ、入会を希望されたため、ご本人・きずなの会・弁護士法人名城法律事務所の3者で契約し、私が担当支援員として関わるようになりました。

A様が後天性難聴になられた経緯があり、筆談でコミュニケーションを図っていましたが、

ご依頼事が分からず、お叱りを受けることが多々ありました。

先日、「1週間前から熱発があり、容態が悪化している」と施設から連絡が入り、施設で看取りの契約をさせていただきました。その数日後、惜しくもお亡くなりになられました。担当支援員として、信頼関係を築く前にA様がご逝去され、十分なコミュニケーションが出来なかったのが心残りです。

施設退居手続き、ご自宅のライフラインの停止、役所への手続きなどの最後の支援を行いました。改めてA様のご冥福をお祈りいたします。

入職して2年目を迎えましたが、更に支援の内容で悩むことが増えてきました。

先輩支援員に相談しながら、今後も会員様に寄り添った支援を行っていきたいと思います。

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