白内障の手術成功!

支援員のNです。

今回は一人暮らしの95歳女性会員A様のお話です。

白内障の症状はありましたが、シルバーカーを利用しながら当会に支援依頼をすることもなく生活されていました。

しかし、2年ほど前に買い物帰りに迷子になり、警察から当会に連絡が入りました。急いで迎えに行き、ご自宅までお送りいたしました。その後もご自身で帰宅することが出来ず、緊急支援としてお迎えに伺うことが数回ありました。 

A様も一人で外出することに不安を抱き、病院受診の付き添いなどの支援が増えました。

そんな中、以前眼科医から白内障手術の話があったことを伺いました。

年齢的なこともあり、医師の細かい説明も正確に聞き取れず、相談する身内もいないので諦めていたこと、難しい手術だから失明するかもしれないことなど、ご自分の心情を話していただきました。既にその頃には1メートル先へもスムーズに歩けず、家の中でも手探りで移動されていました。もし手術を受ける意思があるのであれば、きずなの会が手術の立ち会いも行えることをお伝えしました。

A様は「失明しても今の状態と変わらないのでお願いしたい」と、決断をされました。

手術前に行う目薬の点眼など大変なこともありましたが、担当支援員としてA様に寄り添い、目となり手となり足となり手術に挑むことができました。

手術は無事に成功し、術後の経過も良好で安心しました。

「世界が全然違う!こんなに良く見えて幸せ!」とA様は大喜びです。

外出はおろか部屋の中も手付かずで散乱していた状態でしたが、手術後にご自宅へ訪問した時には綺麗に整理整頓されていました。

「きずなの会さんがいてくれて、本当に良かった!」と、感謝の気持ちを何度もいただき、「残りの人生を有意義に過ごせるわ!」とおっしゃっていました。

これまで字が読み辛かったA様から、年賀状や暑中見舞いのお葉書が届くようになり、生活ががらりと変わり満喫されている事を感じ、こちらも嬉しい気持ちになります。

これからもきずなの会は、A様の生活を見守ってまいります。

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