支援員のSです。
立春を迎え暦の上ではこの日から春になりますが、まだまだ寒い日が続きます。会員の皆様もお体に気を付けてお過ごしください。

会員A様のお話しをしたいと思います。
A様は90歳の女性で、4年前に病気をされ、体が不自由になり車椅子生活となられてから、特別養護老人ホームで生活されていました。きずなの会に入会されたのもそのころになります。脳梗塞の後遺症で麻痺が残り動けなくなったことや、言葉が思う様に出なくなり、もどかしい思いをしていることなどをよく話されていました。それでも「しょうがないわね~」と笑われ、帰り際は「ありがとう、また来てね」と明るく言ってくださいました。
ある日の夕方、A様が入所している施設から急変の電話がありました。夕食後、声をかけても反応がなく意識がないとのことです。夕食はほとんど召し上がり、いつもと変わりなかったようで施設の方も驚いておられました。A様は延命処置をしないで施設で最後を迎えることを望まれていたので、施設でのお看取りをお願いしていました。施設からは、日曜日も昏睡状態が続いていると連絡がありました。月曜日、私が伺った時には、血圧が下がってきていると看護師さんから言われました。声をかけて体をさすると途切れそうな呼吸が大きくなったので、私のことがわかり答えてくださっているのだと感じました。
その翌日、息を引き取られました。お気に入りの洋服に着替え、お化粧をしていただいたA様は眠っていらっしゃるようでした。看護師さんの付き添いで入浴し、髪や体をきれいにしていただいたそうです。霊安室で葬儀社の車を待っている間、入れ替わり施設の職員の方がお焼香に来てくださいました。一人ひとりに家族の代わりとして私が挨拶をさせてもらいました。A様のお人柄でしょうが、20人近い職員の方がお焼香をしてくださいました。
ご病気で身体が不自由になられても、明るく頑張ってこられたA様に『安らかにお眠りください・・・』と心からお祈りしました。