長い人生に寄り添う支援
2025年5月15日支援レポート
支援員のKです。39歳でご入会された会員O様のお話です。
O様は、統合失調症を患い仕事も出来ないため、入会当時はご両親と3人で生活をしていました。お母様は、O様の将来をとても心配しておられました。そんな時に、きずなの会のパンフレットをご覧になる機会があり、O様にきずなの会についてお話しをされたようで、お父様とO様が面談に来られました。その後、きずなの会の支援を希望され、ご入会されました。
それから5年が経ち、お母様は認知症の症状が進み、施設に入居されました。また、お父様は癌を患っておられます。まだお父様と一緒に生活をされていますが、この先の事を相談したいとO様からご連絡を頂き、ご自宅へ伺いました。O様は、アパートの契約者をお父様からご自身に変更する手続きをしたり、お父様が亡くなられた後の事を考えて色々と努力をされていました。今はまだお父様の協力で生活出来ており、きずなの会の支援も少ないですが、おひとりさまになったときには病院受診の付き添い、買い物支援、施設探しなどの支援が必要となってきます。これからのO様の長い人生に寄り添い、不安のない生活が送れるよう、支援員一同協力し合い支援していきます。
