支援レポート~親子会員様の葬送支援と生活支援~

支援員のMです。

母娘でご契約されている会員様のお話です。

お母様は年を重ねるごとに薄れゆく記憶をいつも嘆いておられましたが、唯一、重複障害をお持ちの長女K様の事だけは忘れることなく「Kが心配なの。Kを頼むね。支えてやってね。」といつもおっしゃっていました。そのお母様が脳梗塞で旅立たれ、K様はパニック状態が続くようになりました。

その日から私はK様に寄り添い、お母様に関わっておられた方々へのご挨拶に始まり、K様の喪服の購入、ご親族様への連絡、葬儀・斎場への同行、四十九日法要・返礼品の手配、各種名義変更などの支援を行いました。そして、精神的に不安定なK様が希望通り在宅で過ごせるよう、ケアマネジャー、訪問看護士、ヘルパーの皆様と情報を共有し何度も話し合いを重ねました。その中で判明したご近所トラブルも、ご近所様にきちんとご挨拶し、ご理解をいただくなどして、在宅生活に向け一歩ずつ進んでおります。

最近ではK様にも笑顔が見られるようになってきました。今後もK様が穏やかに生活できる環境へ近づけると共に、天国のお母様にも安心していただけるよう、支援を続けていきたいと思います。

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