★☆支援レポート☆★

支援員Iです。

9月に入って暑さがやわらいできましたが、お変わりございませんでしょうか? 会員F様のお話です。お一人で暮らしていたF様は、末期の腎臓病を患っておられました。在宅での生活を希望されていたため、訪問ヘルパーや訪問看護、訪問診療を受けながら過ごされていました。しかし、8月の猛暑の中、エアコンがないご自宅での生活はかなり厳しく「どこかの施設に入所したい」と言われ、急遽、療養型の入院施設を探すことになりました。訪問医師には紹介状、ケアマネジャーにはフェイスシートを準備していただき、急ぎ入院希望の病院へ書類を持参しました。医師にご本人の状況説明をすると、緊急性が高かったため2日後に入院の許可が下りました。そのことをF様にお伝えすると「よかった~。ありがとう」と喜んでくださいました。そして、入院後の検査で「腎臓の数値がかなり悪く、いつ何があってもおかしくない状態です。ここで最期まで看させていただきます」と医師から伝えられました。その後、F様から依頼された家財処分を急いで済ませた翌日の朝に旅立たれました。「辛い、痛い」という言葉を一度も口に出さない、とても気持ちの強い方で、駆け抜けるように旅立たれてしまいましたが、今でもF様が時折見せられた笑顔を思い出すと「これからも会員様に笑顔でお過ごしいただくために頑張らなくては!」と気が引き締まる思いに駆られます。

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