
国家公務員から“支援の現場”へ。民間で見つけた、新しい視点とやりがい
2023年10月、認定NPO法人きずなの会に入職したOさん。
前職は国家公務員として5年間、労働局や労働基準監督署などの出先機関で勤務されていました。
安定した環境から一転、あえて民間の福祉現場に飛び込んだその背景には、「もっと視野を広げたい」「新しいことに挑戦したい」という前向きな想いがありました。
今回は、そんなOさんの言葉から、「きずなの会」での働き方や魅力、そして福祉の現場が持つ可能性を掘り下げます。
「もっと広い世界を見てみたい」国家公務員から民間へ飛び込んだ理由
「もともと、仕事としては安定していて、やりがいもありました。でも、業務の内容が固定的で、『このまま一つの世界にとどまっていて良いのだろうか』と考えるようになったんです。」
国家公務員時代は、事務職として就業支援や労働基準に関わる書類の処理などを担当。
専門的な知識と集中力を要する反面、対人業務の機会は少なかったと言います。
「一人で書類に向き合う時間が多くて。もちろん大切な仕事ですが、もう少し“人と直接関わる仕事”に挑戦してみたくなりました。」
そんな中、知人から紹介されたのが「きずなの会」でした。
高齢者や障がいのある方の“就活”や“生活支援”を行う事業は、今まで関わったことのない分野でしたが、その“未知の世界”に惹かれたと言います。
実際に働いてみて感じた、意外な面白さと奥深さ
「想像以上に、業務の幅が広かったですね。支援の内容も多岐にわたりますし、最初は覚えることがたくさんあって大変でした。」
現在、Oさんは東京都内を電車で移動しながら、複数の会員様を担当。
支援内容は、生活環境の確認から就職活動に関する相談、手続きのサポート、身元保証に関する対応など多岐にわたります。
「一日に複数の支援先を訪問するので、移動時間や交通手段を調べながらスケジュールを組むのがなかなか大変です。でも、それも自分で工夫する余地がある分、やりがいに感じるようになりました。」
“段取り力”や“対応力”が求められる日々ですが、それと同時に、Oさんは「自分の引き出し」が確実に増えている実感があると話します。
「ありがとう」の言葉が、何よりのやりがい
「支援先の会員様から『ありがとう』と声をかけていただけると、本当に嬉しいです。」
事務職とは違い、直接“人”と関わる現場だからこそ味わえる喜びや感謝の言葉。
それが今、Oさんのモチベーションを大きく支えているといいます。
「支援って、正解が一つじゃないんですよね。相手の状況や背景を考えながら、今できる最善の方法を一緒に考えていく。そのプロセス自体に意味があると感じています。」
支援の知識だけでなく、介護や生活に関する知識も日々増えていく中で、「これは今後の人生にもきっと役に立つ」とOさんは語ります。
未経験でも、“自分のペースで”学べる環境
「入職当初は緊張もありましたが、先輩方が本当に丁寧に教えてくださって。安心して業務に入ることができました。」
「きずなの会」では、OJT形式での育成体制が整っており、未経験からでも徐々に業務を習得できる仕組みがあります。
また、Oさんは「自分のペースで学べる」という点も、働きやすさの大きな理由に挙げていました。
「最初から全てを完璧にこなす必要はなくて、“できること”を一つずつ増やしていけばいい。その姿勢を尊重してくれる職場だと感じます。」
今後の目標と、求職者へのメッセージ
「まずは、もっと多くの業務をこなせるようになること。そして、会員様に対してより質の高い支援ができるよう、自分の知識と経験を増やしていきたいです。」
「未経験だから不安」という方にも、「一歩踏み出してみれば、きっと新しい自分に出会える」とOさんは言います。
「きずなの会の仕事は、人の人生に関わる、大切な仕事です。そして、支援を通じて自分自身も成長できる場所だと思います。今までと違う世界を見てみたいと思っている方には、ぜひ飛び込んでみてほしいです。」
“誰かの人生を支える”というやりがいと、
“自分の未来を広げる”という成長が、ここにはある。
国家公務員から転職して見つけた「きずなの会」での新しいキャリアは、Oさんにとって、日々が充実し、自分らしく前進できる場所となっているようです。
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