
私の原動力は”ありがとう” 利用者様に本気で向き合えるきずなの会!
“誰かの家族になる”という選択。
ありがとうの言葉が、私の背中を押してくれる。
2025年4月、新卒で認定NPO法人きずなの会に入職した五十君さん。
福祉の道を選んだきっかけは、介護施設で働くご両親の姿。
けれど、彼がたどり着いた「きずなの会」は、いわゆる“施設”とは違う、まったく新しい支援のフィールドでした。
今回は、支援の現場で日々利用者と向き合う五十君さんに、「きずなの会」で働くということ、そしてその仕事のやりがいについてお話を伺いました。
福祉施設でなく、「家族の代わりになる仕事」を選んだ理由
「もともと、大学では福祉を専攻していて、将来は高齢者施設で働くのかな、と漠然と考えていました。ただ、授業で『身元保証』という制度について学ぶ機会があって。そのときに“これは今までにない形の支援だ”と感じて、強く興味を持ったんです。」
授業後、自らインターネットで調べ、「きずなの会」という団体に出会ったという五十君さん。
福祉の世界でありながらも、従来の施設支援とは異なり、「家族がいない方」に対して、身元保証、生活支援、死後事務までを担うその活動内容に、大きな可能性を感じたといいます。
「“支援の必要がある方に本気で向き合える”ってこういうことなんだ、と思いました。入院や施設入居が必要なのに、保証人がいないことで手続きが進められない方が実際にいる。それってすごく切実ですよね。その支援ができるなら、やってみたいと思いました。」
「寄り添う」だけでは足りない
“家族の代わり”としての一歩踏み込んだ支援
「きずなの会」での支援は、従来の“寄り添い型”とは一線を画します。
ときには利用者の生活や意思決定にも深く関わることも。
「大学では“寄り添いなさい”と何度も教わりました。でも実際の現場では、“寄り添う”だけでは支えきれないこともあるんです。たとえば、病院に行きたくないという方がいたとして。でも病状が深刻なら、行ってもらわなければならない。そんな時、どうしたらその方の気持ちを尊重しながら行動を促せるか悩みながらも、その人の人生に伴走するような感覚があります。」
自分の言葉が、行動が、誰かの命を守ることにつながる。
その責任の重さと、同時に得られる手応えが、日々のモチベーションになっているといいます。
支援を通じて、自分自身の人生も豊かになっていく
「最初は戸惑うことも多かったです。死後事務や行政手続き、法律関連など、福祉とは違う知識もたくさん必要で。でも、それを学んでいくこと自体が楽しくて。きっとこの経験は、将来自分の家族を支えるときにも役に立つと思うんです。」
現在、五十君さんは社会福祉士の資格も活かしながら、支援の現場で実践的な経験を積み重ねています。
「資格があることで、利用者さんの背景や制度への理解が深まる場面もあります。ただ、それ以上に大切なのは、相手に“自分は一人じゃない”と感じてもらえる関わり方だと思っています。」
「ありがとう」が、私の背中を押してくれる
「あるとき、ある利用者さんから何度も『ありがとう』『助かった』と言っていただいたことがあって。それがすごく心に残っていて、自分の支援がその人の“家族”として受け入れてもらえたような感覚になったんです。」
「ありがとう」の言葉は、日々の業務の中で何よりのエネルギーになると五十君さんは言います。
「支援って、すぐに結果が出るものではないと思っています。でも、“この人の人生に、自分が関われた”という実感がある。それがこの仕事の醍醐味です。」
これから目指すのは、「ありがとうを集められる支援者」
「まずは、もっと経験を積んで、緊急対応や複雑なケースにも自信をもって対応できるようになりたいです。そして、社会福祉士としての知識と現場感覚の両方を活かしながら、もっと頼られる存在になっていけたらと思います。」
「ありがとう」と言ってもらえる瞬間を糧に、
五十君さんは今日も、誰かの“家族”として支援の現場に立ち続けています。
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